実は学生時代は弓道をやっていたオレ。
矢を一本射るのに決められた動作があって、段級試験のときにはその綺麗さも審査の内だと言われそこを一生懸命やっていた。
弓道は矢を放って的に当たればいいわけではないのです。
けど的中しないときより的中したときに初段合格したのはどういうことなのかは追及しないでおくことにする(笑)
茶道も決められた動作がありその所作の美しさを求められる。
お茶が入ればいいってものではない。
こういう動作、自分的にはやってるつもりでもできていないのだ。
何回注意されてもできない。
たぶん汚い動き方をしていたのだろう。
「良い」とは「美しい」にも通ずると思う。
腰痛や肩こりを予防・解消するために「良い」姿勢を取りましょうといわれる。
でも良い姿勢ってどんなの?と思ったことはないだろうか。
直立不動で胸を張って背筋を伸ばした状態が良い姿勢だというのが一般的なのではなかろうか。
ではその姿勢を取れれば問題は解決するのだろうか?
静止状態では良い姿勢だけど動いたら動作がギクシャクしている、所作が美しくないとしたら良い姿勢とはいえない。
動いたときも所作が美しく、スムーズに身体を動かせることも良い姿勢。
こんな風に思います。
関節の可動域が正常ではなかったり、働くべき筋肉の動きが悪かったりしたら動きはギクシャクして美しい動きにはならない。
運動時のパフォーマンスも落ちる。
落ちた分を筋トレして補えばいいのか。
そうして補った分はアンバランスとなってしまうだろう。
むしろ本来の動きができる状態にしてやることが先決ではなかろうか。
その部分の問題をクリアすれば動作のスムーズさ、所作の美しさを取り戻すことができる。
静止時のみではなく、動作時の可動性も考えた方がいいように思うのです。
ま、いろいろ考え方はあるので好きなやり方を選んでみて。